はじめに

ご訪問ありがとうございます。

国内の報道では、イスラム国は
アルカイダと仲が悪くなって
分派した、ということになってます。

が、
実情は、アルカイダ上層部の
「ムジャーヒディーン・シューラ会議」でグループを連立させることが決まり、
イスラム国が生まれた…

という海外向けの英文ニュースもあります。

2013年 ヌスラ戦線が吸収合併したいという
アルカイダとの合併を拒否、

2014年 アルカイダとイスラム国が分裂という
専門情報もあります。

が、
順序立てて情報を整理するなら、
一番最初にムジャーヒディーン・シューラ会議が
あり、グループの連立を話し合って、
その後、意見が衝突して分裂があった、
とボクは捉えています。

情報が混乱してると思います。

イスラム国は、厳格なイスラム原理主義なので、
デタラメ報道があるとしたら
嫌がると思います。

このサイトでは、
最初から仲が悪くて分派していたのではなく、
ムジャーヒディーン・シューラ会議で
分派が決まり、
その後、複雑なことがたくさんあった、として
分派の原因について決めつけないで
お読み頂ければ幸いです。

Wikipediaや英文サイトで、
ムジャーヒディーン・シューラ会議について調べて頂くと詳細がわかります。

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2011年に起きた
今のイスラム国に関係のある
重大ニュースです。

今のイスラム国と
どう関係があるのか、

それは、
アメリカとイギリスがアルカイダの
Webサイトをハッキングしたので、
アルカイダを怒らせました。

その関係で、
今のイスラム国にも、
アメリカとイギリスへの
報復が受け継がれているのです。

イギリスの秘密情報部MI6は、
アルカイダのWebサイト
「爆弾の作り方」に侵入し、
アメリカのWebサイト
「カップケーキの作り方」に
ジャンプさせるようにして
ハッキングしました。

2010年6月、
アメリカとイギリスの諜報機関が
アルカイダの危険なサイトを
調査しました。

67ページに渡るアルカイダの
オンラインマガジンです。

それには、
アルカイダ上層部や
ウサマ・ビンラディンが執筆した
危険な命令文や
爆弾の作り方が書いてあります。

発行しようとしているところを
アメリカとイギリスに
ハッキングされました。

その中の目をつけられたコンテンツは、「ママのキッチンで爆弾を作る方法(著アルカイダ・シェフ)」です。

キッチンにある材料でタイマー付きのパイプ爆弾を作る解説書です。

アルカイダの目的は、
単独でテロを起こすタイプの
人間のリクルートです。

単独でテロを起こすと、
集団で起こすのに比べて
見つからなくて済みます。

だから、アメリカとイギリスにとって
脅威なのです。

ボストンマラソンの爆破テロ事件も、
単独犯でしたよね…

そこで、アメリカとイギリスは
次の対策を取りました。

まず、
オンラインマガジンのサーバーに侵入しました。

このコンテンツの「爆弾の作り方」にアクセスしたユーザーを、
「アメリカ最高のカップケーキ」というレシピのページに自動的に
飛ばすようにしたのです。

他にも、
アルカイダ上層部やビンラディンが
書いた危険な記事も
同じ措置を取りました。

イギリス秘密情報部は、
「強力なプロパガンダツール」
と見て、現在も継続して
警戒を続けています。

……………………………………

【ボクのコメント】

イスラム諸国の人たちは、
「食」を重んじます。

実は、他にもイスラム国のリクルート活動を調査していますが、
ほとんどの場面で「食」が出てきます。

例えば、
アメリカ人女性をリクルートする時に
オンラインで画像とテキスト(文章)によりチョコレートなどのスイーツで釣る、などです。

アルカイダ幹部のオマル氏は、
自宅でキュウリの栽培に、
はげんでいました。
(ロシアの声で報道された情報)

ヘルシーな野菜中心の
食生活でしょうか?

いや、イスラム諸国は
豆が中心だと思いますが…

きっと、料理を作らせたら
上手いのでしょうね…

その辺、意識してみてください!

画像は、そのアメリカとイギリスにハッキングされた
アルカイダのサイトと、
アメリカとイギリスが策略した
カップケーキのレシピのサイトの画像です。

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صلاة ‎LOVE and PEACE صلاة‎

世界のすべてが平和でありますように


筆者プロフィール

サラート永山

(サラートはアラビア語で平和という意味。
イスラム過激派によるテロ事件が
これ以上、起きないで欲しい!
という気持ちでつけた名前。
イスラム過激派の仲間ではないので
ご安心ください!)


学生時代の専門は経済学。
広告代理店(営業、コピーライター)、テレビ局(財務)を経て、現在は軍事・テロ・政治哲学専門の
ジャーナリストとして修行中。

テレビ局時代、側近の上司が湾岸戦争の現地記者で
苦労話を目の前で聞かされる。

陸上自衛隊、レンジャー部隊の訓練経験者でもある。

そのような経歴の影響で軍事・テロのジャーナリストの仕事に関心を持つようになる。

斬新な切り口で、軍事・テロ専門の裏側情報をお届けしたい思いからこのブログを始めました。

日々、勉強中です。応援頂ければ幸いです。


   ━追記━

戦場ジャーナリストの常岡浩介さんのTwitterに、
次のようなリアルタイムの貴重な画像、
記事がありました。

シリアの現地からタイムリーに
入ってくる、ケガをした
紛争被害者の子供たちの画像。

本日の画像をトータルして見ると、
1日に何件も数時間おきに
アップされてます。

撮影した人が誰だか
わかってないようです。

戦闘に参加している人なのか
ジャーナリストなのか、
常岡さんは現段階では
実情がわからないみたいです。

その画像がリアルで生々しくて
本当にスゴイです!!

常岡さんは、勝手に名前使うと
怒る方みたいなので
情報発信は、
これぐらいにしておきます。

常岡さん、情報少し載せました。
すみませんでした…