はじめに

先日のトルコ大使館前の暴動は、日本国内でテロが起きたような異様な光景でしたよね…

イスラミック系民族と日本人の警官が戦うシーンは、前代未聞なので、絵としてはミスマッチでしたね…

びっくりした方が多いと思います。

イスラミック系民族が、大勢で血まみれで大乱闘ですからね…

ところで、ことの発端は何?
クルド人の何がトルコ人にとっていけないの?

なぜ、クルド人はトルコ人に嫌われて殴られないとならないの?

と疑問に思っている方が多いと思います。

単純に、
「クルド人、ボコられた…」だけじゃ、意味わからないですよね…

昨日の事件から、
本日までの2日間、テレビや新聞社のトルコ大使館の暴動の報道をたくさんチェックしましたが、クルド人が嫌われているワケを、わかりやすく報道しているメディアはまだ見てません。

そこで、皆様の報道お助けマンでもある期待の新人!★軍事ジャーナリスト、サラート永山がクルド人がトルコ人に嫌われているワケをわかりやすくご説明します!

結論から簡単に言うと、国を持たない、どこの国にとっても「よそ者」だから入って来て欲しくないからです。

特に、中東などのイスラミック系民族は、自分の国に「よそ者」を入れたがらない。

先日のトルコ大使館の暴動に限らず、
そういう長年の風習とか国民性が原因です。

牛丼屋のカウンターなどで、よそ者だとわかっても隣の人に醤油を取ってあげられる日本人と生き方の感覚がまったく違います。

皆様が一番知りたいと思われるコト、トルコ大使館暴動の本当の原因を調査しました。

トルコ大使館の暴動の他に、クルド人関連の事件を英語で海外メディアやイスラム国関連の媒体などで、広範囲に渡り調べました。

ボクが皆様に報道したいものが、全部で15項目、文字数にして、6万文字ぐらいありました。

その中からポイントを絞って短く編集して、また別の機会に ご報告します。

定期的に、「サラート永山」のキーワードで検索頂くとボクのサイトがGoogle、Yahoo!のトップにアップされるので、そのサイトから探せばわかると思います。

タイミングによっては「サラート永山 トルコ大使館暴動」のキーワードでもヒットすると思います。

クルド人の意味と歴史について、わかりやすく解説します。


【クルド人とは】

クルド語を母語とし、独自の文化を持ち、 国を持たない世界最大の民族です。

第1次世界大戦で英仏が勝ったから、という理由でオスマン帝国を解体しました。

その際に、トルコ、シリア、イラク、イランなどに分断されました。

分断を英語でセパレートと言います。

そのセパレートにより、クルド人は
トルコ・イラク北部・イラン北西部・シリア北東部等、中東の各国に広く、またがる形で分布しました。

人口は、推定3千万人前後です。

トルコやイラクでは、少数派として疎外されてきた歴史的な経緯があります。

自治拡大を求めています。

中心となる産業は、牧畜です。

遊牧民が多いです。

最近は、トルコを中心に都市へ流入しています。

都市生活を送る人も増えています。


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【クルド人の歴史ダイジェスト版】


●1922年から1924年

クルディスタン王国が存在していた。

●1946年、クルディスタン共和国が、
ソビエト連邦により樹立された。

●20世紀後半、文化などの発展を元にした圧力で、政治勢力が誕生した。

●トルコやイラクでは分離独立を求めている。

●その結果、武力闘争の展開が日常茶飯事。


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このような歴史背景があり紛争が日常茶飯事の民族なのです。

ひとことで言うと、クルド人は、中東の民族に、よそ者とは仲良くなりたくない!と思われています。

中東の民族は、自分たちの なわばりを守りたい気持ちが命がけレベルなので、強すぎるのです。

日本人みたいに、同じ場所にいる
よそ者たちと、居場所などを譲り合う「わけあいあい」が出来ないのです。

狭い牛丼屋やラーメン屋に彼らを連れて行ったとします。

特に、よそ者だとわかった相手に対しては、次のようなことが起きるかもしれません。

居場所の取り合いになります。

先日のトルコ大使館前の暴動みたいな
殴り合いのケンカが始まる民族気質もゼロではないと思われます。

最近は、各国の枠組みの中で、
より広範な自治権の獲得を目標にしたり、

当事者間による共存のための対話について考えて行く、という模索をする動きも出ています。

その一方では、これらの中東地域から離れて、欧米諸国などに移民するクルド人たちも、たくさんいます。

他国に移民しても、紛争気質は遺伝子の影響なのか、持って生まれたものなので、なかなか変えられないのかな?と筆者は思います。


【画像の解説】


画像の緑と赤が入った旗は、クルドの旗です。

現在は、イラク領のクルディスタン地域(クルド人自治区)だけの地域政府旗になっています。

その地域以外のトルコ、シリア、イランなどのクルド人がたくさん住む国では、掲揚が禁止されています。

禁止事項を破った者は、イスラム教では厳しく罰せられます。

星が入った方のPKKの旗は、次の理由から添付しました。

DABIQ(ダビク)という
イスラム国の機関誌に、イスラム国に銃撃された、PKKの兵士たちの遺体が、道端に山積みにされた画像がありました。

従って、関連性があるので添付しました。

昨夜のテレビニュースなどの報道では、トルコ大使館前でクルド人が武装勢力の旗を掲げていた理由から、トルコ人に襲撃されたとのことです。

武装勢力の旗とは、このブログに添付のPKKの旗かもしれません。


本日のTBSニュースによると、

 現場で反政府武装組織「クルド労働者党」の旗が掲げられたことが乱闘のきっかけになったとの情報があり、警視庁公安部が確認を急いでいます。

とのことです。

が、
警視庁公安部、および日本政府の発表があるまで、決めつけない方がよろしいと思います。

今は、外国人による暴動が起きた国の自国民として、発表があるまで客観的に静観する時だと思います。



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