サラート永山の政治経済・軍事・テロ専門◆裏側調査ルポ

Deep Excavation repotarge for world political economy , military , terrorism ...... このブログ、 サラート永山の政治経済・軍事・テロ専門◆裏側調査ルポでは、 各国の政治経済・軍事・テロに関する時事ニュースや歴史の裏側を奥深く調査して どこよりも丁寧にわかりやすく報道します! 目標は、 テレビ局の報道に勝つことです。 より奥深く、わかりやすい裏側の報道を必要としている方に、いつでも気軽に訪問して頂ければ幸いです。

カテゴリ: 国際政治・軍事


北朝鮮がアメリカのけん制に猛反発!核には核を!と強気の姿勢!わかりやすくまとめます。


まずは、ロシアの通信社、スプートニクが報じた情報のまとめです。


記事タイトル


北朝鮮 米戦略爆撃機の韓国への派遣に核で応じると脅す

2016年01月11日 15:06 配信


北朝鮮は、アメリカが韓国に巡航ミサイルと核弾頭を搭載できるB52戦略爆撃機を派遣したことについて、核の脅しには核で対抗すると脅しました。

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、アメリカの対韓政策を批判する記事を掲載しました。

「核には核で(応える)。これが我々の答えだ」と報じています。

「労働新聞」は、「アメリカは現在、韓国への核戦略爆撃機の派遣について語り、状況を戦争の瀬戸際に追いやっている」と主張しています。

「労働新聞」によると、アメリカは「物事を現実的に見て」、朝鮮との「歴史的対立から経験を引き出すべきだ」と情報発信しています。


……………………………………


■ サラート永山のコメント


裏にロシアという親分がいて、言わされてるニオイも感じます。

根拠は次の通りです。

イランの核開発施設に、ロシア政府が送り込んだロシア人の技術者がたくさんいます。

その核開発施設には、ところどころにロシア語の貼り紙がたくさんあります。

以前、NHKが報道してました。

北朝鮮でも、秘密裏に同じことが起きてる可能性もあります。

国内外の情報をすべて鵜呑みにするのではなく、裏側には何か潜んでいるかも…と洞察することを忘れないようにして頂くと理想的です。


※画像について

必死で もがいている金正恩氏、他はイメージです。


IMG_20160112_163503

IMG_20160112_163532IMG_20160112_170226IMG_20160112_163355
IMG_20160112_163412


IMG_20160112_170209IMG_20160112_163749IMG_20160112_163334IMG_20160112_163727IMG_20160112_163714IMG_20160112_163700IMG_20160112_163648IMG_20160112_163629IMG_20160112_163517IMG_20160112_163450


なぜ、 B52なのか?ワケがあります。真相、理由、わかりやすく説明します!


まずは、何が起きているのか?

最新ニュースをお伝えします!



産経新聞 1月 11日 (月)付


記事タイトル


米軍、B52を韓国に急派

核搭載可能 北へ圧力


重要な部分だけ、サラート永山が抜粋して内容を変えずに、わかりやすくまとめます。


■ 米軍のB52の行動について

水爆実験を行った北朝鮮を、けん制するため、韓国の烏山(オサン)基地周辺の上空で、韓国軍のF15戦闘機、米軍のF16戦闘機とともに低空飛行しました。

同日、グアムに戻りました。


※ これからニュースで、韓国の烏山(オサン)基地が登場することが多くなると思われます。

日本の報道機関は、外国語の人名や
地名などが登場しても、読み方を報道しないことが多いので、サラート永山が代わりに、ご説明しました。


◆ 忘れない覚え方 ◆

おっさんが、たくさんいる 烏山(オサン)基地と覚えると忘れないと思います。

「おっさん」と「おやじ」は違うらしいですが、この記事は軍事情報なので、ご説明しません。

すみません…


■ B52の強み

地下施設を破壊する特殊貫通弾「バンカーバスター」も搭載可能です。

北朝鮮の平壌中枢や地下施設に打撃を与えることができるため、北朝鮮はB52の朝鮮半島への展開に神経質になっています。


■ なぜ、 B52が選ばれたのか?

北朝鮮の核施設は、地下に集中している可能性があります。

従って、地下を貫通させて爆撃させる力を見せつけて、北朝鮮をけん制する狙いがあると思われます。


■ 地中貫通爆弾(英語でBunker Buster:バンカーバスター)とは

硬化目標や地下の目標を破壊するための特殊な航空爆弾です。

特殊貫通弾とも呼ばれます。


● メカニズムについて

高い空から投下する位置エネルギーによって、大きな速度を得ます。

地上目標のコンクリートや盛土を貫通して、地中深くで爆発します。


● 落下方法について

自由落下、ロケットブースターで加速させる方法があります。

貫通能力が使用方法によって異なります。

自由落下の場合には、粘土層を30m、

ロケットで加速した場合には、鉄筋コンクリート壁を6.7m貫通する力があります。

落下・貫通時の物理力に耐えるために弾殻は厚いです。

貫通距離が求められるものは、弾体が細長いです。


■ stealth aircraft 
(ステルス・エアークラフト) とは

添付した画像に、たくさん登場してますが、深海魚のエイのような三角の平たい飛行機のことです。

画像の中には、radar evading B2 bonberという文字が書いてあるものもあります。

米軍の飛行機で、ステルス技術があるものです。

ステルス技術とは、敵から姿がバレないように隠す技術です。

ステルスの飛行機は、レーダーの反射や放出で姿を隠します。

他に、高周波(RF)スペクトルと音を減らすなど、いろいろなステルス技術を使い、敵からの発見を避けるように設計されています。

ステルスの飛行機は、多くは平たい形です。


画像は、 B52、地中貫通爆弾(英語でBunker Buster:バンカーバスター)と、それにより爆撃した様子などです。


IMG_20160111_200138IMG_20160111_202936IMG_20160111_203350IMG_20160111_195515IMG_20160111_195110IMG_20160111_195547IMG_20160111_195607IMG_20160111_195640IMG_20160111_195706IMG_20160111_195728IMG_20160111_195755IMG_20160111_195312IMG_20160111_195847IMG_20160111_195917



IMG_20160111_200410IMG_20160111_195947IMG_20160111_200004IMG_20160111_200022IMG_20160111_200043IMG_20160111_200057IMG_20160111_200156IMG_20160111_200229IMG_20160111_200308IMG_20160111_200338IMG_20160111_200356IMG_20160111_195459IMG_20160111_195435IMG_20160111_195136IMG_20160111_195152IMG_20160111_195206IMG_20160111_195220IMG_20160111_195234IMG_20160111_195312IMG_20160111_195346IMG_20160110_104043



わかりやすく説明します!

ロシアとアメリカの冷戦について、考えさせられるテレビ番組を見ました。

「ゲーム理論の囚人のジレンマ」を応用して分析した、ボクのコメントをまとめてお伝えします。


次のテレビ番組です。


NHK総合1

NHKスペシャル

シリーズ激動の世界 第2回「大国復活の野望~プーチンの賭け」

2016年1月10日(日)

21:15~22:05の放送


番組内容

シリーズ「激動の世界」第2回は、欧米と一線を画した、独自の路線を進めるロシア。

2年前の一方的なクリミア併合で、国際社会の激しい非難を浴びながらも、大国の復活を掲げるプーチン大統領は、強気の姿勢を崩していない。

内戦が続くシリア情勢では、アメリカが有効な手立てを打てない中、本格的な軍事介入を行い、その主導権を握ろうとしている。

ロシアは何を目指そうとしているのか。その新たな世界観を浮かび上がらせる。


……………………………………


この番組の中で、ロシアのプーチン大統領と、アメリカの政治学者、イアン・ブレマーのコメントで、特に心に残ったものをご紹介します。


■ ロシアのプーチン大統領のコメント


アメリカをどう思っているか?について


アメリカは、自国中心の独裁政権だ!

他の国々を開腹手術する時のように、
切り開いては、ダメだ!はい、次!

と使い捨てにしている。

ヨーロッパ諸国はアメリカと同盟を組むことから、離れるべきだ!


……………………………………


■ アメリカの政治学者、イアン・ブレマーのコメント


ロシアをどう思っているか?について


ロシアは、アメリカと和解することを考えていない!

攻撃的になっている。

プーチンの暴走には、はどめがかけられない状態だ!


……………………………………


■ サラート永山の感想文・コメント


ロシアとアメリカは、根本から憎しみあっています。

原因について考えてみました。

歴史を紐解くと、戦争があります。

お互いに、忘れられない恨みがあるのだと思います。

「ゲーム理論の囚人のジレンマ」という経済学や哲学に用いられる理論で考えると、軍拡と軍縮のどちらを選べば、その国は豊かになるか?は、次の通りです。


お互いに「協調」しあって、軍縮を選ばないと、両方とも豊かになれません。


※ ゲーム理論の囚人のジレンマとは

二つ以上の競走するものがある場合の理論です。

どちらかが、有利になりたい!と考えて、何か行動を起こす。

すると、片方は相手の力に負けてしまう。

でも、片方も有利になろう!と行動を起こすことになる。

ずっと競争しあうと、お互いに足を引っ張って、双方が不利になる、上手く行かない…

お互いに足を引っ張らないで、協調しあって両方とも、でしゃばらなければ上手く行く。一件落着です。

競争すると、そういうジレンマが起きます。

そのような現象を指す理論です。

モグラたたきゲームと似てると思うと、わかりやすいです。

なぜ、囚人が出てくるのか?は、アメリカで囚人を事例にして、説明されたからです。

次のように。


共犯者の二人の囚人が、別々の「ろうや」に入れられてます。

二人とも黙秘したら、二人とも不利にも有利にもなりません。

何も変わらない。

が、どちらかが有利になろう!と企んで、白状したら、白状した囚人はアメリカではずっと黙秘するより罪が軽くなる。

が、片方はまだ黙秘してたら、不利になる。

片方も、もう一人の囚人の行動を予測して、同時に白状すれば,不利にならない。

双方が、協調しあって、有利になるような行動を取らないと、物事のバランスは取れないよ!

という、特に経済学の考え方です。

幅広く、応用可能です。

この理論を、アメリカとロシアの冷戦に応用して考えてみました。

次の結論が出ました。


双方が協調しあって、軍縮しないとロシア、アメリカ両方とも豊かになれません。

マイナスの方向に作用します。

日本にも、悪影響です。

これ、ロシアやアメリカの大統領の性格も関係あると思います。

頑固おやじには、任せられない!

いい年なんだから、まるくなれば良いのに…

と思う人は何人いるでしょうか?

画像は、頑固な表情のプーチン大統領です。


IMG_20160110_232830


自衛隊の「南シナ海周辺」の新しい方針が発表されました。

わかりにくいので、サラート永山が内容を変えずに、わかりやすくまとめます。


読売新聞 1月10日 3時8分発表の情報です。


記事タイトル

海自哨戒機、南シナ海飛行拡大へ…中国をけん制


■ 何が起きたのか?

防衛省、自衛隊の作戦の見直し。


■ 何をどうしたのか?

主人公は、P3C哨戒機。


※ 哨戒機(しょうかいき)とは


潜航中の潜水艦を発見したり、攻撃する軍用機を言います。

文末に詳細情報を書きます!


アフリカ・ソマリア沖海賊対処活動に参加したP3C哨戒機が、日本に帰ってくる時の飛行ルートを見直しました。


※ 海賊とは

海上に、あらわれる無法者のことです。


フィリピンやベトナムなど南シナ海に面する国というのがあります。

その国々の基地を、優先的に経由させよう!という方針を決めました。


■ ということは、今後、何が変わるのか?

P3Cの飛行範囲が変わります。


■ どう変わるのか?

南シナ海で、拡大することになります。


■ アメリカは、関係あるのか?

あります。


■ どのように?

アメリカの「上空飛行の自由」という決まりがあります。

この決まりの保護につながります。

米軍の巡視活動を、日本が独自に支援する形になります。


■ 海上自衛隊のP3Cの実績

アフリカ・ソマリア沖で、多国間の海賊対処活動に参加しています。


■ 参加の頻度について

約3か月ごとです。

日本とアフリカを往復しています。


■ 今までの自衛隊の参加スタイル

シンガポールやタイなど南シナ海から遠い基地を、給油地に利用してきました。


■ 今後の計画について

行きの道は、従来通りにします。

帰り道は、ベトナムやフィリピン、マレーシアなど、南シナ海周辺の基地を優先的に利用するようにします。


■ 今後、自衛隊の国際的なコミュニケーション活動はあるのか?

あります。


■ どんなコミュニケーション活動?

交流訪問先で行います。

防衛交流を進める予定とのことです。


……………………………………


【哨戒機について 詳細情報】

英語では、
antisubmarine warfare aircraft

対潜哨戒機とも呼ばれます。

潜航中の潜水艦を発見したり、攻撃する軍用機を言います。


■ 特徴について

監視能力が高いことです。


■ 何を使うのか?

● 航続距離が長い陸上機

● 艦上

● 飛行艇

● 地上や艦上から発進するヘリコプター


■ 探知機能について

● レーダー

● ソーナー


※ ソーナーとは

水中の物体を音波を利用して探知する機器。

信号音を発射して目標からの反射音を受信するものや、自分からは信号を発射しない水中聴音機がある。

水上艦艇・潜水艦・機雷などの探索、魚群探知機・音響測深機などにも使用。音波探知機とも言う。


● 磁気探知器 MAD

● シュノーケル潜水艦のエンジンの排気を探知する赤外線探知装置

それらの探知兵器を使って潜水艦を捜索します。


■ 攻撃機能について

● ロケット弾

● ホーミング魚雷

● 爆雷


……………………………………


■ サラート永山のコメント


目的について、まとめます。


目的は、アメリカの「上空飛行の自由」の保護です。

米軍の巡視活動を、日本が独自に支援することが目的のひとつです。

他に、アメリカの提言などにより、日本は国際社会と足並みを揃えないとならないから、軍事的にもう少し成長してくれ!と言われた可能性もあります。

水面下では、アメリカに色々と意見されてると思います。


自衛隊は、交流訪問先で防衛交流を進める予定とのことです。

防衛交流の中に、戦争やテロなど有事
の時の、医療分野の合同訓練もあると思います。

戦争が起きたことを想定して、外科の分野の合同訓練が必要です。

外科医の免許を持つ隊員もたくさんいると思います。

テロを想定した訓練なら、化学兵器、生物兵器の被害者を救済するための合同訓練も必要です。

その辺の医療分野の合同訓練が気になります。

防衛大学などに、医療分野の機関があると思います。

その辺も、独自調査して行く予定です。

情報がまとまり次第、ご報告します。


画像は、 P3C哨戒機です。

訓練中や、実際に監視などの活動中のものです。


IMG_20160110_104615IMG_20160110_104604IMG_20160110_104549IMG_20160110_104535IMG_20160110_104505IMG_20160110_104450IMG_20160110_104359IMG_20160110_104425IMG_20160110_104327IMG_20160110_104256IMG_20160110_104229IMG_20160110_104210IMG_20160110_104137IMG_20160110_104043IMG_20160110_104030IMG_20160110_104004IMG_20160110_103136


北朝鮮の目的について、識者やサラート永山の分析、海外メディアの調査結果をまとめます。



 
北朝鮮の目的について まとめ



参考資料


● 日刊ゲンダイ (2016年 1月 8日 付)

● 毎日新聞 (2016年 1月6日 付)

● ロシアの通信社 スプートニク
       (2016年 1月6日 付)


サラート永山が内容を変えずに、わかりやすくまとめます。


目的の調査や分析の前に、一番最初に考えないとならないことは、真偽についてです。

日刊ゲンダイは、北朝鮮がホラをふいたのでは?と報道しています。

突き詰めて分析してみると、下記のように嘘である、という根拠があります。


【嘘である根拠】

韓国の情報機関の国家情報院と韓国軍関係者は、下記の理由から水爆説に否定的。   

北朝鮮は、今まで三回、原爆実験を行っている。

「火薬換算による推定」という計算では、今回の水爆実験の爆発規模は、今までの原爆実験よりも小さい。

……………………………………

水爆ではなく、水爆の前段階の「ブースト型核分裂弾」の可能性が高いと考えるメディアもいます。


※ ブースト型核分裂弾とは

少量の、核融合物質による爆縮を利用して出力を増強させた原子爆弾のことです。

重水素と三重水素の核融合反応によって放出される高エネルギーの中性子がプルトニウムや高濃縮ウランの核分裂反応を促進させます。

色々詰め込んだカプセルのような爆弾と思えば、わかりやすいです。

そのカプセルの中で、化学反応が起きて爆発する、という仕組みです。

その化学反応が、ややこしいだけです。

その化学反応は、ブースト型核分裂弾の画像を添付したので、こんな感じで機能している、と捉えて頂くと、少しわかりやすくなると思います。


■ アメリカのコメント


アメリカのアーネスト大統領補佐官は、6日の会見で、「水爆実験を成功させたとの北朝鮮の主張は、我々の初期分析と不一致だ」と疑う姿勢を見せました。

いずれにしても、北朝鮮が大バクチに出たことは確からしいです。

問題は、 大バクチに出た目的です。


■ 日刊ゲンダイの記事 まとめ

●北朝鮮の目的は、揺さぶりをかけるため。相手はアメリカではなく、中国。

中国と北朝鮮は、関係が冷え込んでいる。

●北朝鮮によるプロパガンダ(思想についての政治的宣伝。例えば、世の中の思想を変えてマインドコントロールするようなこと。)

●政治利用、世論をあおるため。


……………………………………


■ サラート永山の分析

北朝鮮は、本当はロシアとの関係悪化を恐れている。

なぜなら、ロシアから核開発技術を伝授してもらえる、兵器を調達出来るなど、軍事的、政治的に助けてもらえるから。

でも、北朝鮮は今、中国と関係悪化。

中国と関係悪化してると、お父さん役のロシアにも嫌われちゃう…

どうしよう…と悩みに悩んで、中国に揺さぶりをかけて脅かして、立場を良くしよう!と考えた。

そのように、脅かして揺さぶりをかける政治的な策略は、昔から代々伝わる手口では。

お父さんの金正日も、そのようにして生きてきた!

だから、金正恩も、おいらも同じことを儀式的にやったのサ!

という考えでは?

そういう計算があるのだと、サラート永山は思います。


※「おいら」は、東京下町の方言で、ビートたけしさんが使っていたから流行った、という情報もあります。

ビートたけしさん、ご本人が読んでいたら「なんだ!このやろう!」と怒らないでくださいね。

イメージとして、金正恩が自分を「おいら」と言いそうだから書いただけです!


今回の水爆実験は、アメリカに対して、どうこう…という問題ではないと思います。

下記に、北朝鮮のお父さん役のロシアの外務省の声明をわかりやすくまとめます。


……………………………………


参考資料 

ロシアの通信社 スプートニク 


2016年01月06日 20:19


ロシア外務省のザハロワ報道官は、次のようなコメントを発表しました。


ロシアは、北朝鮮による水爆実験の事実が確認された場合、これが核兵器開発の道における北朝鮮の新たな一歩となり、これが国際法とこれまでの国連安全保障理事会決議への重大な違反であることを確信している。

「このような行為は、朝鮮半島情勢を悪化させる危険性をはらんでいる。朝鮮半島はそれでなくても極めて高い軍事・政治的対立のポテンシャルを特徴としている」

報道官は、北朝鮮当局が1月6日に水爆実験を成功させたと発表したことについて、ロシアは注意深くこの声明を調査し、技術管理情報を分析していると述べました。

「この状況において、全当事者に最大限の自制を保ち、北東アジアの緊張を制御不能なまで高める可能性のある行動を取らないよう呼びかける」

ロシアは、6カ国協議プロセスと、地域の安全に関する対話を早急に開始すること、朝鮮半島問題を外交的に解決する立場を確認した。


……………………………………


■ 国連安保理の動き

北朝鮮が、水爆実験を発表したことを受け、米国と日本の要請に従い、緊急会合を開くことを決定しました。


■ 日本国内の反応

長崎の被爆者や拉致被害者の家族から怒りの声が上がった。


■ 元外務省主任分析官で作家の佐藤優さんのコメント まとめ

核弾頭の小型化に向けた実験であれば、弾道ミサイルへの核搭載につながる恐れがある。

弾道ミサイルの射程がアメリカに届けば、米英と北朝鮮との関係が急速に緊張する。

まずは、北朝鮮の公式発表を注視し、目的を正確に分析する必要がある。


画像は、英語で調べたブースト型核分裂弾です。



IMG_20160107_195103IMG_20160107_194936IMG_20160107_194922IMG_20160107_194951IMG_20160107_195004IMG_20160107_195024IMG_20160107_195040IMG_20160107_195051IMG_20160107_195122IMG_20160107_195142IMG_20160107_195203

サウジ、イランの対立で日本にも悪影響あり!

産経新聞が詳細を報じているので、わかりにくい部分を、わかりやすく意訳します!

途中で、「サラート永山による意訳スーパー」という説明文が出てきます。

産経新聞の、わかりにくい政治家の発言などの記事を、サラート永山がわかりやすく意訳した箇所です。

産経新聞への嫌みではないので、読者に対する思いやりなので、ご理解頂ければ幸いです。


それでは早速、わかりやすい説明の扉を開きますね!


……………………………………


産経新聞


記事タイトル


「ホルムズ海峡封鎖に現実味 

政府・与党は安保関連法視野に対応検討、

野党は先見性のなさ露呈

サウジ・イラン断交」

→長ったらしい見出し!と思うかもしれませんが、本当にこういう見出しです。


2016.1.5 22:40


■ 日本にも悪影響あり!

サウジアラビアなどとイランとの国交断絶…

それは、場合によっては、日本に深刻な脅威をもたらします。


■ 脅威とは何か?

日本は、石油など中東のエネルギーに依存しているので経済的なダメージが大きいのです。


■ 日本のスポークスマンの声明について

すっごい素敵なスポークスマン、菅官房長官は、5日の記者会見で、中東情勢の緊迫化に「懸念」を表明しました。

事態の沈静化を呼びかけました。

が、サウジとイランに囲まれたペルシャ湾のホルムズ海峡が封鎖された場合、日本にマイナスです。

だから、安倍晋三政権は3月に施行される安全保障関連法の発動も視野に入れた危機管理態勢に入っています。


■ ホルムズ海峡って、日本にどれだけプラスの影響があるのか?

ホルムズ海峡は、世界最高のチョークポイント(重要な交通路)とされています。

日本が輸入する原油の85%が通過します。


■ ホルムズ海峡の脅威とは

最も狭い部分は幅33キロ、水深も100メートルと浅く、容易に封鎖されます。

サイズが小さい分、封鎖のための調査とか作業も楽だから、など好都合なのだと思われます。

サウジ、イラン両国間で軍事的脅威が生じた場合の話です。

ホルムズ海峡が封鎖されることが予想されます。

そして、その流れで日本へのエネルギー輸入が途絶える心配が出てきます。


■ ジャパニーズ・スポークスマンが「日本の考え」発表!

「中東地域の安定のため、全ての当事者が自制して対話を通じて事態を沈静化し、平和的に問題を解決することを求めたい」

菅氏は5日の記者会見で、国際社会と協調して中東の安定を呼びかけていく考えを発表しました。

が、
最悪の事態も想定しないとなりません。

政府は国家安全保障局などを中心に対応を検討し始めました。


■ 一番懸念される「キケンなコト」


機雷の敷設による海峡封鎖です。


※歴代政権は、機雷除去を戦闘行為停止後の「遺棄機雷」に限定してきました。

(捨てて置き去りにされた機雷の除去作業しか、やってはダメだよ!という法律)


戦闘前や戦闘中の段階で、機雷を除去すれば、憲法9条によって行使できないとされてきた集団的自衛権に抵触するとの解釈からです。


※ サラート永山オススメの理解の仕方、覚え方→

遺棄機雷以外は、「現役の爆発物」に触ることになるから、危ないから触ったらいけない!という法律…と覚えるとわかりやすいです!

捨てられた爆発物なのか、現役の爆発物なのか、分けて考えるとわかりやすいです!

安倍首相は平成26年7月に、この解釈を改め、それに基づき27年9月に安全保障関連法を成立させました。

同法が施行されれば、ホルムズ海峡に敷設された機雷も除去できるようになります。

現役の爆発物に触ってもよい、という法律に変わります。

やっぱり、現役の爆発物に、やたらに触ってもよいよ!という法律に切り替わったんだ!

と覚えるとわかりやすいです。


日本が直接的な武力攻撃を受けていなくても、集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」というのがあります。

要は、間接的な攻撃でも直接的に関わってもよい、という法律です。

それに該当すれば、機雷除去のために自衛隊を派遣できるからです。

自衛隊が、より動けるように持って行ったのです。


■ 反対する政治家たち

が、政治家全員が賛成しているわけではありません。

昨年の同法の審議で野党の民主党や共産党、社民党などは同法に反対してきました。


■ 反対の理由

昨年7月の参院本会議で、民主党の北沢俊美元防衛相は、次のように疑念を
抱いている!と言いました。


「イランの核問題に前進が見られた状況を踏まえれば、ホルムズ海峡の事例は『立法事実』(法律を決めるための判断となる事実)にならないのではないか」


(サラート永山による意訳スーパー:

イランが核開発を進めて、本当に核を使う可能性が近づいたら、ホルムズ海峡での今までの日本の法律の決め方は、「判断となる事実」が過去と現在とでは状況が異なる。あれよ、あれよという間に変わってきちゃったよ!)

先を読んでなかったことが明るみになりました。

政治家たちが、焼き鳥をかじりながら、酒盛りをして、リラックスしていたら、あれよ、あれよという間に、
状況が変わったということです。


■ 安倍政権の方針

「あらゆる事態に万全の備えを整備していく」(政府筋)

焼き鳥かじりながら酒盛りして、リラックスしている場合ではない!

ということですね!



※ 追記


日刊ゲンダイ 2016年 1月 8日付
による意外な最新情報です。

サラート永山が、わかりやすくまとめます。


ホルムズ海峡封鎖はない!!

という日刊ゲンダイ独自の見方です。


●ホルムズ海峡を封鎖したら、各国で原油が手に入らなくなるから高くなる。

●天然ガスなどが売りのロシアが儲かるようになる。

●ロシアが潤うから、ロシアと冷戦状態(経済の戦争)にあるアメリカは、だまってない。

● アメリカの作戦として、ロシアが潤うのを妨害するために、イランにホルムズ海峡を封鎖させない。

ストップ!をかけるだろう。

●仮に、イランがホルムズ海峡に機雷をバラまいたとする。

自衛隊が機雷除去したら、イランが怒る。

そして、イランはジェット戦闘機、フリゲート艦を出動させる。

艦隊総動員になる。

攻撃してくる。

だから、戦闘中の機雷除去は、極めて危険な行為だ。

●そうなったら、海上自衛隊の内部で暴動などの内紛が起こる。

自衛隊派遣どころではなくなる。

●非現実的な脅威をあおり、支持率アップを狙うのは、いつもの安倍のパターンだ。

●国民は冷静でいなければいけない。


以上が、日刊ゲンダイの報道です。


……………………………………


■ サラート永山の推理・コメント

イランがホルムズ海峡に機雷をバラまいたり、ホルムズ海峡を封鎖するとしたら、アメリカの合意のもとで行うと思います。

なぜなら、最近イランはアメリカと友好的だからです。

もしかしたら、アメリカは、イランにホルムズ海峡を一時的に封鎖させて、ロシアが潤うことを許すかもしれません。

なぜなら、そこまでしないとならない状況に追い込まれているからです。

サウジアラビアとイスラム国は、どこかでつながっていると思われます。

まずは、アメリカとしては、イランと組んで、サウジアラビアのテロリズム、イスラム国を根絶しないとなりません。

何でも順番があります。

ロシアが潤う、などアメリカにとって、一時的に損失が出ても、先にサウジアラビアのテロリズム、イスラム国を根絶しないとなりません。

すでに、それらのプランは組み込まれている可能性もあります。

となれば、自衛隊はホルムズ海峡に機雷除去や軍事介入目的で派遣されます。

日本中のマスコミが、珍しいことなので「こりゃあ、稼ぎ時だ!!」と、食事をきちんと食べることも忘れて、大騒ぎすると思われます。

そういう時は、国民は、巻き込まれるのではなく、当事国やマスコミを静観しないとなりません。

逆に、当事国やマスコミの様子を取材して報道してやる!ぐらいの気持ちで冷静に客観視しましょう!

皆様、そのような有事が発生しても、報道に気を取られすぎないで、食事をきちんと食べてくださいね!

脳内に、架空の監視カメラを置いておくとよいです。

その監視カメラで、常にすべてを監視している自分をイメージして、客観視のプロになると理想的だと思います。



画像は、機雷、ホルムズ海峡です。


IMG_20160106_213530IMG_20160106_213332IMG_20160106_213344



現実を知ってもらうための石打ちのドキュメンタリー画像集&解説です!


まずは、 AFPの「石打ち殺害事件」の最新ニュースをサラート永山が内容を変えずにわかりやすくまとめます。


記事タイトル

「不倫」女性を石打ちで殺害、イエメンのアルカイダ

AFPBB News

2016/01/05 18:47(アデン/イエメン)

【1月5日 AFP】


■ 石打ち刑を行ったのは、誰か?

アルカイダ(Al-Qaeda)系の武装組織で、イエメンを拠点とする「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の戦闘員らです。


■ いつの出来事か?

1月4日です。


■ なぜ、石打ち刑になったか?

不倫や売春を行ったからです。


■ 誰が?

女性です。


■ 石打ち刑の現場はどこか?

AQAPの支配地域となっているイエメン南東部ハドラマウト州の州都ムカラにある軍事施設です。


■ 石打ち刑の方法は?

「中庭の中央に掘った穴に女性を入れ、住民数十人の目の前で石を投げ、殺害した」


■ 現場周辺の警備体制は?

処刑の様子が写真撮影されないよう、銃を持った男たちが見張っていました。

 
■ 女性の余罪について

ハドラマウトで、アルカイダ系イスラム過激派組織「アンサール・アルシャリーア」による裁判所が、昨年12月に出したとされる判決による情報です。

この既婚女性は「判事の前で不倫を告白」した他、強制下ではない売春や、大麻の吸引も認めました。

そのため「不倫」の罪で石打ちによる死刑を、大麻吸引で80回の、むち打ち刑を言い渡されました。


■ イスラム法(シャリーア)の石打ち刑の決まりについて

婚外関係をもった場合、男性も女性も既婚者の場合は石打ちによる死刑が、未婚者の場合はむち打ち刑が下される可能性があります。

むやみやたらに、異性と性行為をしてはいけないという法律です。


……………………………………


■ 石打ち(いしうち)とは

古代からつたわる処刑方法の一つ。


● 方法

下半身を生き埋めにする。

動きが取れない状態にする。

罪人に対し、大勢の者が大量の石を投げる。

死に至るようにする処刑法。

処刑の中でも最も苦痛が多い。


● 特徴について

罪人が即死しないよう、握り拳程度の大きさの石打ち用の特別な石を山盛りに準備しておく。

古代のオリエント世界においては一般的な処刑方法だった。

が、残酷なので現在ではほとんど行われていない。

イランや北部アフリカなどのイスラム教国では未だにこの処刑方法を採用している地域も存在する。

が、人権擁護団体などによる批判の対象になっている。


……………………………………


■ サラート永山のコメント

なぜ、こんなに残酷なのか?についてボクの推測です。

北部アフリカやイラン、ヨルダンなどのイスラム諸国では、まだ石打ち刑が行われています。

売春や浮気、同性愛が石打ち刑になり、ヤバイらしいです!

じゃあ、日本の風俗嬢はどうなるの?

割り切って、性的な行為をする職業なんだよ!と言っても、彼らの世界では、風俗嬢も風俗店のお客さんも許してもらえないでしょうね…

ゾッとしますね…

イスラム諸国では、特に性的な問題は死刑になるほど、いけないんですね…

石打ち刑など、残酷な死刑がある理由は、原始時代の動物的な本能が影響していると思います。

石打ち刑を行う国には、まだ原始時代の遺伝子が深い部分で残っているのでは?…

原始時代では、銃やヤリがないので、石打ちで狩りをしていたと思います。

原始時代では、狩りだけではなく、刑罰を与える時も石打ちしか頭に浮かばないので、それで石打ち刑が採用されるようになってのでは…

動物的に考えたり行動する度合いが高い野性的な国であるほど、その風習がまだ残っているのだと思います。

画像は、石打ち刑に関するものです。



IMG_20160106_131435IMG_20160106_131642IMG_20160106_131617IMG_20160106_131507IMG_20160106_131251IMG_20160106_131115IMG_20160106_130926IMG_20160106_130849IMG_20160106_130538IMG_20160106_130445IMG_20160106_130422IMG_20160106_131014IMG_20160106_131205IMG_20160106_130758IMG_20160106_130614IMG_20160106_130743IMG_20160106_130726IMG_20160106_130636IMG_20160106_130815IMG_20160106_131711



ニムル師のプロフィール、若い頃、現役時代、処刑関連の画像、なぜなに解説、多数あります!


サウジは、テロ実行を理由に48人を死刑!

理由、背景、死刑の真相…どこよりも、まとまっていて、わかりやすい「なぜなに」解説です。

今回の事件は、地上最強!「超」複雑です!!

そこで、みんなの報道お助けマンこと、サラート永山が国内外のあらゆる媒体を調査して、全体像をわかりやすくまとめます。

この記事をすでに読んでいる方もいるので、追加情報をここに書きます。相次ぐ断絶国や二次的障害について最新情報です。
 

 ━追記━

AFP 1月5日付 の最新情報をまとめます。

1月4日、サウジアラビアと緊密な関係を持つ、スンニ派のアラブ3か国が、サウジアラビアに続いてイランとの外交関係の断絶を表明しました。


このような断絶を表明した国や、爆破事件などの二次的障害について、サラート永山が独自にリストにして、ご報告します。

出来事が起きた順に書き足して行きますね!


■ リスト化した理由について

今後、次々と断絶国が出てきて、二次的障害が続出して、追加記事が多くなります。

追加情報を、なるべく簡潔にお伝えしたいのでリスト化して箇条書きで、ご報告します。

また新たに大きな事件や紛争に発展したら、新しく記事を書きます。



■ 二次的障害 リスト

●相次ぐ断絶により、サウジアラビアとイランの緊張関係は本格的な外交危機に発展。

●今回の危機を受けて、宗派間の暴力の応酬が激化。

●イラクでは4日、スンニ派のモスク2か所が爆破され、2人が死亡。

●スンニ派の湾岸諸国は、イランが自国の内政問題に繰り返し介入していると非難。

●バーレーンは、イランが湾岸アラブ諸国に「目に余るほどの危険な介入」を行っていると厳しく批判。

●UAEもイランによる介入が「前例のない水準」に達していると主張。

●世界規模での懸念を招く。

● AFP 1月5日 16時42分配信

イラクでニムル師支持者ら、大規模デモ!

4日の出来事。現場はイラクの首都バグダッド(Baghdad)の外務省近く。

ニムル師の支持者らがサウジアラビアとの国交断絶を求める抗議デモを行った。

動画あり!(イラクのデモ隊が火を燃やすなど、too much エキサイティング☆☆!)

イラク 大規模デモの様子の動画ニュース(AFP)はこちら 
   ↓↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160105-00010011-afpbbnewsv-int


●日本にも悪影響あり!

ホルムズ海峡封鎖されそう!

だから、日本は、石油など中東のエネルギーに依存しているので経済的なダメージが大きくなります。

詳しくは、サラート永山がわかりやすい記事を書いたので、お読み頂ければ、と思います。


記事タイトル

ホルムズ海峡封鎖の危機【更新あり】サウジ、イラン対立で…真相わかりやすく


エントリーはコチラ ↓↓↓

http://sallat.gger.jp/archives/1049283887.html



■ 相次ぐ断絶国 リスト

イランと断交した国を書いていきます。

●サウジアラビア

●バーレーン

●スーダン

●アラブ首長国連邦(UAE)

これらの国々で、外交関係を格下げしたり、イランに駐在する外交団を呼び戻しています。


まずは、何が起きているのか?ロシアの通信社、スプートニクの最新ニュースのまとめです。


記事タイトル

サウジアラビアがイランと外交断絶

2016年01月04日 17:12

サウジアラビアは3日深夜、地域の最大のライバル国であるイランとの外交関係の断絶を宣言しました。

サウジアラビアのアデリ・アリ・ジュベイル外相は次のような声明を発表しました。


「サウジアラビアは、イランとの外交関係を断絶し、イラン人外交官が48時間以内に出国することを要請する。」

「我々はイランが、我々の安全および、安定に脅威を与え、我々の国ないし連合諸国の領域にテロの温床を作ることを許さない。

我々は外交関係を断絶することが我々にとって最良であると決定した。

なぜならば、イランはテロの拡散を促し続けているからだ。」


■ 外交断絶の原因と前提条件について


2日、サウジアラビアは急進主義グループに関与し、テロを実行したことを理由に、多数の死刑を執行しました。

死刑が執行されたのは、47人です。

大多数が、「アルカイダ」(ロシアで活動が禁止されている)と関与しています。

2003年から2006年にかけて、サウジアラビア領内で発生した襲撃の実行犯たちが死刑になりました。

ところが最大の反響を呼んだのは、シーア派の有名な指導者であったニムル師の死刑でした。

ニムル師は、2012年7月、大規模抗議行動を扇動した罪で逮捕されていました。

イランは、ニムル師の死刑に対し、迅速に反応しました。

2日、イラン外務省のホセイン・ジャベル・アンサリ報道官は、次の声明を発表しました。

「サウジアラビアが支持するテロリストが平穏と安全を壊し、この地域に暮らす市民に脅威を与えている間に、サウジアラビア政権はアン=ニムル師のようなシャイフ(イスラム教の知識人)を自国の政敵として処刑している」と抗議しました。

これに対して、サウジアラビア外務省はイラン大使を呼び出して、抗議の通牒を渡しているのです。

処刑のニュースは、イラン社会に大きな不満の波を呼び、テヘランにあるサウジアラビア大使館、メシェヘドの総領事館周辺では大規模なデモ、襲撃が展開されました。

そのため、イラン政府は沈静化を余儀なくされました。


■ イランの反応について

イランは、サウジアラビアが外交断絶を宣言したことに対し、「サウジアラビアはシーア派の神学者の死刑という戦略的な誤算を単に深刻化させている」と警告しました。

イラン外務省中東アフリカ問題担当ホセイン・アミル・アブドラヒア次官の発表です。

「サウジアラビアはイランとの外交関係断絶の決定を宣言することでは、宗教活動家を死刑に処して犯した大きな間違いを隠すことはできない。」

アブドラヒア外務次官は、さらにサウジアラビアの行為は「この地域の安全の脅威を一層深刻化させ、テロや急進主義の一層の拡大を招く」と警告しています。


……………………………………


NHKニュースウォッチ9

(2016年01月04日放送)

の解説をまとめます。


サウジアラビアが次の理由から、あせってます。

シーア派ベルトが強力で負けそうだ!という懸念。

シーア派ベルトとは

イラン、イラク、シリア、レバノンは皆、シーア派です。

それらの国々は、 横に長く広がってるから、ベルトみたいな形状です。

だから、シーア派ベルトと呼ばれています。

そのシーア派ベルトの中のイランに、アメリカが友好的です。

だから、サウジアラビアとしては、アメリカと敵国になったら困るから、あせってます。

アメリカを味方につけたいのです。

そんな中、スンニ派が多いサウジアラビアには、シーア派もいます。

でも、サウジアラビアのシーア派は、肩身が狭いです。居心地が悪いです。

そのような不安定な情勢が続くと、イスラム国に参加する若者が増えます。

それが、イスラム国にとって、一種のスキになってます。

好都合なのです。

NHKの情報は、以上です。



【ニムル師のプロフィール まとめ】


■ 宗教 イスラム教


■ 宗派 シーア派


■ 国籍 サウジアラビア人


■ 没 2016年1月2日
(56または57歳)


■ 生い立ち サウジアラビア東部のアワミヤ(Awwamiya)という小さな町で育つ。


■ 受けた教育

イランで宗教教育を受けた。


■ 移転歴

イランで教育を受けたあと、1990年代初頭にサウジアラビアに戻る。


■ イスラム教の説教の時の特徴

サウジアラビアの支配者層を批判した。

激烈な説教をした。


■ 投獄された経歴

2003年から08年までの間、数回投獄された。


■ 人気はあったのか?

内部告発サイト、ウィキリークスによって公開された当時の米国公電の表現によると、「二線級の政治活動家」「地元で人気を博し、とりわけ若者たちに人気がある」と評される。


■ アラブの春に関係していた

2011年、中東民主化運動、アラブの春に刺激されたシーア派の抗議行動の背後で、指導者的な存在になった。

そして、サウジアラビアを揺るがした。


■ ニムル師は、なぜ処刑されたのか?について、流れ まとめ


●2012年7月、

サウジアラビアの治安警察は、ニムル師を逮捕しています。

サウジアラビア政府の言い分です。

ニムル師を「治安を乱す扇動家」と呼びました。

ニムル師と、その仲間たちが逮捕を逃れようと警官に発砲したと述べています。

逮捕した時、ニムル師は負傷しました。

同師の家族は、同師が当時、武器を携行していなかったと反論しています。


ニムル師は、14年10月、 次の罪で死刑判決を受けました。

●支配者に対する反逆

●宗派闘争の扇動

●治安警察を標的とした武器携行の罪

その流れで、今年1月2日に死刑が執行されました。

ニムル師と同時に、スンニ派戦闘員を中心とする46人も、テロ罪でサウジ各地で処刑されました。


■ 処刑方法について

英語と日本語、両方で調べた結果です。

おそらく、サウジアラビアの法律で決まっている非公開処刑か、公開処刑だと思われます。

イギリスのメディアでは、足を撃たれたという報道もありました。

ニムル師が救急車のような車両で搬送される画像も発掘して添付しました。

が、この画像は、人前での公開処刑の銃殺刑の直後の可能性もあります。

が、逮捕された時に、負傷した画像の可能性もあります。

詳しい情報が入り次第、この記事に追加する形で報道します!


■ サウジアラビアの法律で決まっている処刑方法について

サウジアラビアの公開処刑場、公開処刑の現場(おそらく 斬首刑)、絞殺刑の器具等の画像を添付しました。

英語で調べた日本人が見慣れてない画像です。びっくりさせたら、すみません…

戦場ジャーナリストの常岡浩介さんは、現場にいて実際の公開処刑を見ていると思いますが…

常岡浩介さんが「 公開処刑は、まるでショー !」というコメントをしている報道が過去にあったので…

サウジアラビアでは、公開処刑と非公開処刑があります。

非公開の死刑数を知る手段がないため、統計に表れているのは公開処刑された人数のみです。

公開処刑されるのは、主に「不道徳な行為を行った者」です。

その基準については、はっきりしてません。

情報を外に出してないだけだと、サラート永山は思いますが。


●死刑執行の方法について

モスクの近くにある、首切り広場の白いタイルが敷き詰められた場所で、行われます。

( 首切り=斬首刑の直前の現場の画像を添付しました)


●死刑の曜日は、金曜日の礼拝の後です。

殺人など被害者遺族がいる場合には、遺族が処刑場へ呼ばれます。

ディーヤと呼ばれるイスラーム法の制度に基づき、最後の最後まで死刑囚を許すかどうか死刑執行人が遺族に問い続けます。

「本当に死刑にして、良いですか?」と何度も何度も聞きます。

このときに遺族が許した場合は減刑され、死刑執行が中止されます。


●サウジアラビアで、死刑執行人が神聖な職業であると考えられる理由

最後の減刑特権を有する存在だからです。

実際に公開処刑が中止され、減刑された事例も多いです。


●サウジアラビアの死刑の種類について

斬首刑

絞首刑

銃殺刑

石打ち刑


画像は、ニムル師の若い頃、現役時代、サウジアラビアの公開処刑場、処刑器具等、イランとサウジアラビアの国旗、混乱などです。

ほとんど英語で、専門用語などから発掘しました。


※ ニムル師の負傷した画像は、Googleで、 Al-Nimr images というキーワード検索で、アップされた画像です。

数年前、逮捕された時の負傷なのか? 先日、死刑された直後なのか?解説や日付が何もありませんでした。

従って、現段階ではサラート永山は、その画像について解説を付けてません。

実情がわかり次第、追加します。



IMG_20160104_204810IMG_20160104_195701IMG_20160104_195641IMG_20160104_195751IMG_20160104_195733IMG_20160104_200741IMG_20160104_201108IMG_20160104_201025IMG_20160104_200934IMG_20160104_195833IMG_20160104_200553IMG_20160104_200050IMG_20160104_200720IMG_20160104_200521IMG_20160104_200504IMG_20160104_200444IMG_20160104_200426IMG_20160104_200243IMG_20160104_200148IMG_20160104_200134IMG_20160104_200112IMG_20160104_195913IMG_20160104_195547IMG_20160104_204756IMG_20160104_195323IMG_20160104_204549IMG_20160104_204613IMG_20160104_204625

このページのトップヘ