中国の抗日勝利軍事パレードの
情報が複雑化している中、
陸自訓練経験者で
軍事・テロ専門ジャーナリストの
勉強中のボクが
真相をわかりやすく
まとめてみました。


【抗日の意味】

日本の行為に対し
反対し、抵抗すること。


【パレードの目的】

中国人民解放軍
総参謀部作戦部の
曲叡(チュー・ルイ)
副部長(少将)は、

「新型兵器装備が
閲兵を受けることで、
世界平和を維持し、
国家主権や安全、
発展の利益を守り抜くという
決意と能力を体現する」
ことだと主張しています。

閲兵は、
えっぺい と読みます。

意味は、
大臣や司令官などが、
整列した軍隊の前を見回ること
です。


【中国が考えるパレードの効果】

中国人民解放軍は上記のように、

国家主権や安全、
発展の利益を
守り抜くという決意と能力を
体現することが目的

と公式発表しています。

そこから分析出来ることは
今回のパレードで
国家の求心力の強化、
国の安全、
経済を守り抜くことが
出来る!

と考えているようです。


【パレードの歴史】

(今までも、
同様のことがあったのか?)

大々的な式典は
江沢民時代の
1995年から始まりました。

2009年に、

北京の天安門広場で

中華人民共和国は
建国60周年を迎えたので
記念パレードが行われました。

中華人民共和国の建国から
14回目のパレードです。

中国が
フォーカスを当てていることは、
またまた兵器なの?
中国、兵器好きだね…と
びっくりする方も多いと思いますが
人民解放軍の「新兵器」です。

ランチェスターの法則という
軍事の法則があります。

ランチェスターの法則とは、

戦闘能力= 兵器の性能×兵員数

です。

中国が兵器にこだわるワケが
納得出来ますね…

中国は、新兵器にこだわるから
兵器オタクというわけでは
ないんですね…

深い意味があったのです!!

兵器には莫大なお金がかかります。

中国の軍事費について
他国と比較したり
過去から現在までの流れを
調べてみると
全体的な仕組みや流れがわかって 
さらに理解が深まると思います。


【中国の取り組みの特徴】

中国にとって深刻な問題である
大気汚染。

これをどうにか防がないと
なりません。

そのために、
ナンバープレートに応じて
自動車の走行規制が始まりました。

車の規制で
どこまで空気がきれいになるか、
日本にも無関係ではないので
そこも気になりますね。

2009年に行われた前回のパレードと
比較すると
5割多い1万2千人を閲兵する
とのことです。

天安門で
3日午前に行われるパレードの
時間は70分前後です。

その間に、たくさんの戦車や
航空機が登場します。

登場する兵器は
全て中国の国産のもので、
84%が初公開です。


★★中国人民解放軍に関する画像を
見たい方、
下記の媒体に豊富にあります!

中華人民共和国国防部の
ホームページ

(中国人民解放軍という
キーワードでは
公式のホームページが開けません)

和訳して読むことが出来ます。

ところどころに
「抗日70周年之○○…」
という記述がありました。
(例えば赤十字に関することなど)


【おわりに 筆者コメント】

これだけの情報を見ても
盛大なパレードですね…

しかし、それは「おめでたい」
お祭りではなく
「抗日」パレードです。
我々、日本人にとって
複雑な気持ちが残りますね…

軍事・テロ専門のジャーナリストの
勉強をしているボクは
ここは、複雑な気持ちを
とりあえず置いといて、
客観的に静観したいと思います。