警告射撃の行い方、わかりやすい解説、日本では、ほとんど見られない警告射撃シーンの画像集です。


まずは、AFPによる詳しい情報をまとめます。


記事タイトル


北朝鮮の無人機か、韓国軍が威嚇射撃


2016/01/13 17:16
【1月13日 AFP】


韓国国防省は13日、北朝鮮との軍事境界線を侵犯して飛行してきた、北朝鮮のものとみられるドローン(無人機)に対して、行動を起こしました。

韓国軍の兵士が威嚇射撃しました。

韓国軍によると、国籍不明のドローンは同日午後2時10分(日本時間同)頃、首都ソウルの北約47キロの都羅山にある同国軍の監視所付近で、軍事境界線を越えて韓国領に約「数十メートル」侵入したとのことです。

韓国軍がスピーカーによる放送と威嚇射撃で警告しました。

すると、「ドローンは直ちに北朝鮮側へ戻った」そうです。

 聯合ニュースは、機関銃による威嚇射撃で約20発が発射されたと報じています。


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■ 警告射撃 Warning shot (ワーニングショット)とは


領空・領海侵犯の際に、警告のために目標の近辺に向けて行う射撃を言います。

危害射撃とも言います。

日本への武力攻撃事態で、敵国または第三国の船が臨検に応じないとき、船体に向けて行う射撃を言います。


※ 臨検とは


国際法上の決まりです。

外国の船舶、航空機などを捕獲するためにその船舶備付書類を検査することです。

通常は、戦時において本国軍艦によって護送される場合は臨検は免除されます。

が、交戦国軍艦の請求があれば、護送軍艦は知りうる一切の事実を通知する義務があります。


※ 日本における警告射撃事件


平成13年(2001年)、奄美大島沖で不審船を見つけた際に、海上保安庁が初の危害射撃を実施しました。

これを海上警備行動と言います。


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■ 警告射撃の行い方

今回の韓国は、機関銃による威嚇射撃で約20発が発射されたそうです。

が、他にも警告射撃の行い方があります。

基本的に、相手や対象物を撃たない形で行います。

ターゲットから、ずらして撃ちます。


■ 警告射撃には、どんな種類があるか?

画像を添付しましたが、警告射撃には下記のような形もあるようです。


● 下部から激しく炎を吹き出すロケット状のもの。

● 戦車や船のボディのサイドから、ほぼ真横に花火のような火を吹き出すもの。

● 船から海に向かって、ライン状に爆竹のようなものを発する形。


警告射撃は、ターゲットから、はずさないとならないので高度なテクニックが必要とのことです。

逆に、ターゲットに直接当てるようにした方が簡単という説もあると思います。


実際に、撃つことは撃ちます。

が、人や物には撃ちません。

ずらして撃ちます。


画像は、すべて警告射撃しているシーンです。



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