サラート永山が法的な情報を徹底調査!捜査のメスはすぐそこに!わかりやすくまとめます。



まずは、一番詳しいニュースのまとめから。



参考資料: リテラ



記事タイトル


甘利大臣の収賄疑惑に東京地検特捜部が動き出した! 特捜部に10年以上前から眠る「甘利ファイル」とは

2016.01.25



サラート永山が内容を変えずに、複雑な話を幼稚園児でもわかりやすく、まとめます。


要所要所で、専門用語の解説も入れました。


文末に、ボクのコメントを書きます。



甘利明・経済再生兼TPP担当相の賄賂疑惑は、現段階でどうなってるのか?



緊迫の度合いが増えてきました。




  ついに、東京地検特捜部が動き出した!!その原因 とは



■ 1月22日の衆院本会議。



甘利氏の経済演説。


これを、


野党各党(民主、共産、維新、改革結集、生活、社民)が、


ボイコット(集団でたくらむモノを買わないようにする不買行為、認めない行為)。


実名告発で領収証やテープなどの証拠もそろっています。


今週中にも甘利大臣は、辞職必至だと言われています。 




  ココに注目!今後の特捜部の動き



● 甘利氏を近く告発する可能性もある。


● 特捜部は慌てて対応策を検討中。


● 特捜部は、国会での甘利氏の答弁を見て、これはやるしかない、という空気になった。


● 特捜検事たちが注目しているのは、21日の参院決算委員会における甘利氏の発言。



ポイントは、次の3つ。



  週刊文春の取材がきっかけであぶり出された「真実」とは



● 「週刊文春」が報じた千葉県白井市の建設業者からの金銭授受疑惑。


これについて甘利大臣は「記憶があいまい」として明確には否定しなかった。


● 都市再生機構(UR)と建設業者との間で起きたトラブルを解決。


この後、同社と大臣室や神奈川県大和市の地元事務所で再度面会したことを認めた。



● 甘利氏の地元事務所長が業者と個別に面会。


金銭授受を行ったことについて「報道で初めて知った」と発言し、否定することはできなかった。




  検察は、疑惑報道が出ると当事者の釈明を細かく分析する、という話



※ 釈明(しゃくめい)とは

自分の立場や考えを説明して、誤解や非難を解き、理解を求めること。



今回、『文春』に決定的ともいえる証拠を突きつけられました。


甘利氏は、金銭授受や面会の事実を否定できなかった点で、容疑を半分認める『半落ち』になっていると見られています。



※ 半落ち(はんおち)とは


警察用語で、容疑者が犯行の一部を自供している状態のこと。

   

  特捜部は、「文春」の記事の2度目の陳情の場面に注目!!



※ 陳情(ちんじょう)とは


国民が公的機関に問題の実情を陳述(口で述べること)をして、要求する行為。

問題を説明して、何か要求する行為のこと。



 
ことの発端は、千葉の建設会社S社とURの間で起きた道路建設をめぐるトラブル処理…という話



【出来事の流れ】


● 2013年5月

甘利事務所は一色氏から最初の陳情を受ける。


● URから2億2千万円の補償金を引き出す。


● 8月20日

公設第一秘書が、一色氏から謝礼として、500万円を受け取る。


● 11月14日

議員会館でS社の社長が直接、甘利氏に50万円を手渡している。


● 翌14年2月

一色氏は道路建設で新たな支障が出たとして、URにさらなる巨額の補償を求めた。

甘利事務所に再び、陳情を行う。

この時、一色氏は地元事務所で直接、甘利氏にトラブルを説明するファイルを手渡している。

そして、甘利氏から「わかりました」という答えを引き出した。

その際に、再び50万円を甘利氏に直接手渡している。



この二度目の陳情で、口利き依頼と現金の支払いを同時にやっている。

これは『不正の請託』にあたる可能性が高い。



※ 請託(せいたく)とは


一定の職務行為をしてほしいという
依頼を受け、これを承諾して賄賂を受取ること。

明らかに計画的ということ。



これは『受託収賄罪』です。


特捜部は視野に入れる可能性が高いです。



※ 受託収賄罪(じゅたくしゅうわいざい)とは


公務員が請託を受けて賄賂(わいろ)を受け取ること。


職務上の権限に関して、ある行為をしてほしいといった依頼を受け、その報酬として賄賂を受け取る公務員の犯罪を言います。


実際に、賄賂を受け取る段階に至らなくても、賄賂をよこすように要求したり、賄賂をもらう約束をしていれば、それだけで受託収賄罪が成立します。


汚職の犯罪です。


請託(行為の依頼)を受けず、ただ単に賄賂をもらうだけなら、単純収賄罪です。


刑法第 197条の規定になります。


単純収賄罪の場合は5年以下の懲役。


受託収賄罪の場合は7年以下の懲役。




特捜部は今、やる気です。


(全国紙司法クラブ記者)



贈賄側(賄賂を贈った側)が、実名で告発しています。


甘利氏本人が明確に否定できない状態です。


特捜部が、意気込みを見せています。


当然だろう、という見方が出来ます。

 

特捜部は、過去にも甘利氏の不正を立件しようとしていました。


が、挫折しました。


だから、いわば因縁の相手なのだと見られています。




特捜部が捜査に動こうとしたことが過去に何回もあるという話



特捜部にある『甘利ファイル』。


過去の捜査をまとめたものです。


特捜部で、代々引き継がれているそうです。

  


特捜部が最初に狙ったこと
 


2000年代前半の東京都内、補償コンサルタントC社からの不正献金疑惑です。



※ 補償コンサルタントとは


公共工事で出た被害金額の算出を行う会社です。



このC社で内紛が起きました。


新経営陣が旧経営陣を訴える裁判に発展したのです。


この件は、ややこしいので古い者が新しい者に悪者扱いされてる、と頭に入れてください!


その中で、旧経営陣による甘利氏への資金提供や接待が発覚しました。


古い者がお金を汚く使い、たくらんだのです。


甘利氏本人と秘書を代表者とする複数の政治団体に計300万円を提供していたのです。


が、


政治資金収支報告書には、一切記載されていなかったのです。


他にも、甘利氏本人を料亭や高級クラブで接待していたこと、


値の張る版画を贈っていたこと、


これらも発覚しました。


その見返りとして、この企業は甘利氏から何かされました。


それは、


甘利事務所から、「いいもの」をもらったのです。


国のカネが落ちる各地の開発案件を教えてもらいました。


特別に教えてもらえた秘密情報です。


その情報を武器にしました。



ゼネコンに食い込んだと言われています。(当時を知る元検察担当記者)




※ ゼネコンとは


元請負者として、各種の土木・建築工事を一式で発注者から直接請負い、工事全体のとりまとめを行う建設業者を言います。

一式まとめて引き受ける建設業者です。

だから、大きい会社が多いです。



このとき、新経営陣は民事提訴と、


元社長を特捜部に告発していたのです。


衝撃的なことが起きていたのです。


特捜部は、内偵調査を開始しました。



※ 内偵調査とは、対象となる人物を計画的に尾行したり、あらゆることを調べて、何ヶ月も前から時間をかけて捜査することです。


場合によっては、 内偵調査の担当者の記録用の大学ノートが2、3冊になるケースもあります。


10年分なら、30冊以上あるかもしれません。


記録は担当者のノートに取ってます。


関係先の捜索まで行いました。


が、まだ本格的な捜査には着手してません。


理由は、


特捜部が内偵していた03年頃、小泉政権下でした。


当時、抵抗勢力の経世会をターゲットにしていたから、忙しかったからです。


甘利氏は対象外で、優先順位が後回しでした。


検察の追及を逃れた甘利氏。


その後、捜査の手をかいくぐったのです。


重要閣僚の地位に、のし上がっていったのです。


検察の捜査線は、


おもちゃメーカーのバンダイの御曹司からの裏金疑惑でした。


バンダイ創業者の長男で、社長、会長を歴任した山科誠氏。


この人物が、


財団の財産を私的に流用。


山科元会長が甘利氏に年間200万円もの献金を行っていた上、


甘利大臣が時価100万円程度の絵画を
山科会長に1500万円で購入させていたことが発覚したのです。


この美術品売りつけを、第一次安倍政権の経産相時代に口利きしてもらったことの見返りだった、として特捜部が内偵を始めていたのです。


しかし、この頃は、特捜部が相次ぐ不祥事で弱体化してました。


あまり動かなかったようです。




  東京電力と自民党との癒着が問題視される



11年、東京電力福島第1原発事故が発生。


経済産業相を務めた、当時の甘利氏。


東京電力が、会社ぐるみで選挙支援しました。


そういう疑惑がクローズアップされました。


甘利氏にお金をあげたり、つくして背中を押したのです。


他にもいくつかの不正献金や裏金の告発があります。


特捜部は疑惑が浮かぶごとに内偵を続けました。


捜査ファイルはどんどん膨れあがっています。


 
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 サラート永山のコメント


近々、「号外新聞」が出ますね!


突然、街中で配られると思います。


心臓の弱いお父さん、びっくりして体調崩さないようにしてくださいね!


一見、甘利氏をとりまく環境が悪かったのかな?


と思います。


が、本人の性格も関係あると思います。


そこまで図々しく生きられるのが、ある意味、うらやましいですね!


国の経済をまとめる代表者が「本来」あるべきことと、真逆のことをやってます!


その事件に対する怒りの気持ちが原因で、今後、国民の間で生活保護などの不正受給が流行るかもしれません。


こんな国からは、金を取れるだけ、取ってやれ!


などとたくらむ人間も増えるような気がします。


ゲーム理論で考えると、どのような反動が起きるか、わかりません。


甘利氏は、その辺について理解不能ですよね…


そのような状態を、中小企業診断士の資格試験にも出てきますが、次のように表現します。


行動や性質に関する情報の非対称性。


統治する者が、統治される者の状況をわかってないという意味です。


新聞社様、「号外新聞」のラフ原稿(下書き)はもう書きましたか?


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