甘利大臣は会見で、先方が隠し撮りをした、と主張!自分は悪くない!罠にはめられた、とのことです。
小学生の子供なら、罠にはめられても仕方ないです。
が、
大人は賄賂の話が来たら、
自分で断らないとなりません。
ましてや、大臣なら、きちんと断るべきです。
本当に隠し撮りをした先方が悪いのでしょうか?
断れない精神病って、あるのか?
早速、精神医学の情報を調べてみました。
ありました。
うつ病の症状に、人から頼まれたことを断れない、というものがあります。
おそらく、うつ病による認知機能障害では…
甘利大臣は、高齢者です。
すでに、うつ病や認知症でも、おかしくありません。
うつ病について、詳しく解説します。
うつ病とは
参考資料:
● 厚生労働省のホームページ、
● サラート永山が過去に勉強した脳医学の専門書(秀和システムなどの分厚い医学書)→脳医学、精神医学、心理学の勉強が趣味です。
うつ病は、一言で説明するのはたいへん難しい病気です。
脳のエネルギーが欠乏した状態です。
それによって憂うつな気分や、さまざまな意欲(食欲、睡眠欲、性欲など)の低下が起きます。
心理的症状が続くだけでなく、さまざまな身体的な自覚症状を伴います。
■ うつ病の種類と特徴
分類の仕方の中にも、さらに次のような分類があります。
①症状の現れ方による分類
②重症度による分類
③初発か再発かによる分類
④特徴的な病型による分類
新型うつ病、現代型うつ病は、専門家の用いる診断基準には存在しません。
そのため定義もありません。
などなど、さまざまな分類の仕方があります。
【うつ病の分類 事例解説】
症状の現れ方による分類についてです。
うつ病の中で、うつ状態だけが起こるものを「単極性うつ病」、
うつ状態と躁状態の両方が起こるものを「双極性うつ病」と呼びます。
このように、うつ病は多種多様で、とても複雑です。
うつ病になると、脳内はどうなるのか?脳内メカニズム
脳内に、神経伝達物質(セロトニン)の出力、入力の機能があります。
入力の機能は、受容体と言います。
シナプスという経路(神経伝達物質の通る道)、接触のためのシステムがあります。
※ シナプスとは
神経情報を出力する側と入力される側の間に発達した、情報伝達のための接触構造です。
最も基本的な構造は、シナプス前細胞の軸索末端がシナプス後細胞の樹状突起に接触しているものです。
シナプスには、大別して化学シナプス chemical synapseと、電気シナプス electrical synapseがあります。
複雑なので、「神経伝達物質の道」と覚えれば良いと思います。
出力されたセロトニンは、健常者の場合、シナプスを通って受容体に入力されます。
ところが、うつ病の患者さんは、セロトニンが受容体で入力されずに、出力された元の入り口に返却されます。
再度、取り込まれます。
精神医学用語で、「再取り込み」と言います。
従って、うつ病の薬は「神経伝達物質 再取り込み阻害薬 」(SSRI)です。
複雑でややこしいので、単純に「 再取り込み がいけない」、と覚えれば良いと思います。
何の「再取り込み」がいけないか ?
神経伝達物質、セロトニンです。
セロトニンは、出力されたら、ちゃんと入力されないとならないのです。
脳内が、セロトニン不足になり、うつ病になるからです。
ちなみに、セロトニンは腸内で作られます。
腸が悪いとセロトニン不足になり、うつ病になりやすいです。
従って、腸が悪い人はうつ病になりやすいです。
そのような医学的な統計が出ています。