都市ガス全面自由化で、価格面、サービス面、安全面に大きな変化が…わかりやすく説明します。


まずは、サラート永山が最新ニュースをわかりやすくまとめます。


日本経済新聞 


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都市ガスの全面自由化、17年4月実施 経産省が決定

2016/1/12 20:57



1月12日、経済産業省は、次のことを決めました。

「都市ガス小売りの全面自由化」です。


■ いつから?

2017年の4月1日に実施します。


■ 電力自由化というのもあるが、どう関係しているか?

「都市ガス小売りの全面自由化」は、 16年4月の電力自由化の1年後です。

「ガス」の方が1年遅れます。

16年は、電力大手が次のように頑張ります。

17年からガス事業で挽回する方針です。

電力・ガス会社間の競争が激しくなることが予想されます。

家庭向け都市ガスの市場規模は、約2兆4000億円です。

現在は、東京ガスや大阪ガスなど全国200社超の地域事業者が独占している状況です。

ガス自由化をきっかけに、東京電力や関西電力など電力大手は電気とガスなどを組み合わせた販売に乗り出します。

液化石油ガス(LPG)の販売業者や石油元売りも参入を予定します。

経産省は、16年度内に新規参入者に貸し出すガス管の料金水準を決める予定です。


※ 自由化とは 


国家の統制や管理をなくして、自由に取り引き出来るようにすることを言います。

特に、外国為替・貿易などの対外取引に対する規制をなくすことを言うことが多いです。


■ ガス全面自由化で、暮らしはどう変わるか?


【家計にプラスになること】

競争が激しくなることにより、次の変化が起こります。

● 価格が下がる。

● サービスが良くなる。

● 電力とのセットプランが誕生する。→便利になる。

● 定期的なプレゼントや、ポイントサービスなど、販売促進の面が強化される。

これ、顧客の意見が反映されやすくなるので、今のうちに欲しいサービスなど「声(ニーズ)」をバンバン伝えた方が良いと思います。


■ ガス全面自由化の弱みは?

保安責任の部分で、見直しが必要、という問題が次々に出てくる。

理由は、 新規参入者は安全面のノウハウが完全ではないためです。


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■ サラート永山のコメント

経営学に関する専門書によると、どの分野でも新規参入者は一番最初に参入した業者に結局は負ける、という一定の法則があります。

問題が起きるとしたら、安全面だと思います。

消費者としては、安全面を最初にしっかり確認しましょう!